上緒方振興協議会について

 豊後大野市の西にあって竹田市と隣接した上緒方地域は、買い物や病院は竹田市へ行く人と緒方町へ行く人とがいるように比較的便利な位置にある。旧米山中学校を中心として10の自治区から成り、どの地区も等しく現在では加速度的に少子高齢化は進んでいる。そのような状況の下、平成23年度末に上緒方振興協議会を設立させ、限界集落となる前に10地区が相互に協力し連携をして地域活性化を目指して動き出したところである。10地区の足並みが揃ってまとまれば大きな力となることがわかった現在は、振興協議会一丸となって地域活性化へ邁進しようとしている。

 平成12年度末で米山中学校が閉校となってからは、上緒方地区公民館として利用されるようになり、空き教室を利用して公民館活動がさらに充実していった。体育館やグランドがあることで、地域のスポーツ行事が行いやすく高齢者のゲートボールやグランドゴルフのクラブがそれぞれ毎週練習に使用できるなど、健康づくりにはおおいに効果が見えている。振興協議会設立後は上緒方ふるさとまつり、ふれあい交流会などで、地域の高齢者に配慮した行事を行ない、外出の機会が少なくなった方が以前のような楽しみを感じてもらうように計画している。しかし、平成26年度末で地区公民館は廃止となり、危険度を増して老朽化する校舎は今後振興協議会の事務室としても、会議や行事の会場としても限界にきているといえる。

地域の課題解消への指標

1.交通手段を持たない、特に高齢者への移動手段の確保と充実をはかる。

 

2.集落の人口が減り、人とのふれあいの機会を失っていく高齢者のたまり場となる居場所づくりを進める。

 

3.地域全体の行事を充実させ、多くの住民が一堂に会し交流の輪を広げていく努力をする。

 

4.地区での役員のみではなく、住民が協働で地域づくりをする。

 

5.若い世代の意見を取込み、地域づくりの大切な人材へ育てていく。

 

6.あらゆる災害時や、困ったときに手を差しのべる組織の確立を進める。

令和3年度上緒方振興協議会組織図

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柚木赤子トンネルからの眺め